朝食は抜かない

朝食ぬきは体にとてもよくありません。しかし、実際に朝食をぬいている人は増えるばかりです。
朝食をぬいている人の本音は、「とにかく、1分でも長く寝ていたい」、そのためには「朝食を用意する時間も、食べる時間もおしい」というものです。また、実際問題として食欲がわかないという人もたくさんいます。
では、なぜ朝食をぬくと体に悪いのでしょうか?まず、午前中の絶対的なエネルギー量の不足になります仕事や勉強の前にエネルギーが入ってこないのですから、エネルギーが不足して体力を消耗し疲れやすくなってしまいます。ことに脳は気難しい臓器でエネルギー源として糖質しか利用しません。ところがわれわれの体は脳の溌めに糖質を貯蔵しておく小さな倉庫しか持ていないので、夕食を食べてその倉庫を一時期的にいっぱいににしたとしてもたかがしれています。にもかかわらず脳は眠っている間にも起きているときとあまり変わらない量のエネルギーを消費し続けるので、朝、日覚めたときにその倉庫は底をついてしまいます。
したがって朝食を食べなければ、即エネルギー不足に陥って頭のはたらきを阻害しまする。当然、仕事や勉強の効率は悪くなる。そのため、イライラしたり、胃潰瘍うや十二指腸潰瘍などになりやすくなります。
朝食ぬきのためお腹をすかしきっての昼食は、いきおい大食い、早食いとなるのも当然です。昼食をどか食いすることにより血糖値が急上昇してしまいます。これは糖尿病の原因になります。コレステロール値も急激に上がるので、動脈硬化や心臓病を招きやすくなります。
1日2食が太りやすい体質をつくり、肥満になりやすくなるのはこうした理湯からです。
つまり、朝食ぬきという状態は、病気の原因にもなってしまうのです。
それでは、どうしたら朝食をとれるようになるのでしょうか?まず、朝食をまったくとらないという人は、会社や学校へ行く前に何でもいいから口にいれる習慣をつけることです。固形物が口にできなくても、コップ1杯の牛乳でもいし、果物ジュースでもいいでしょう。とにかく口にいれることを習慣にします。。水分を口にするようになったら、固形物を少しずつ加えていけばよいでしょう。
食欲がなくて、固形物は食べられないという人もいます。食欲がわかないのは、胃が目覚めていないからです。実は、胃は、起きてから40分ぐらいはまだ眠った状態でいます。だから、起きてから40分くらいは食欲がわかないのが当然です。これを解決するには早く起きて、起きぬけで食事をとらなくてもよいようにすることです。
朝の食欲には、夜食のとりかたも関係してきます。夜遅く食べると、消化する際に胃に負担がかかり、快眠の妨げになってしまいます。当然、目覚めも悪くなります。これでは、朝ごはんがおいしいわけがないのです。
また、朝食は日周リズムをつくるうえで大きな役割を果たしています。朝食を食べることは、1日に向かってのエンジンをかけることです。食べなければ、エンジンがかからないので、生活習慣が乱れる原因ともなってしまいます。

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朝食抜きは肝臓に悪影響http://www.geocities.jp/hmaniaman/food-5.html

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